NHK文化センター京都の文章講座。ひきたよしあきの仕事が多忙になり、惜しまれつつもお休みになった講座が、約1年ぶりに回数限定で開講されることになりました。
お休みの間も聴講生のみなさんから届く「ぜひ、また開講してほしい」の声。今年の5月、NHK文化センターの米田さんから「少しの回数でもいいので実施してもらえないか」と依頼をいただきスケジュールを眺めたら、勤めている大阪芸術大学の夏休み期間中ならできるかな、ということで2回だけ開講する運びとなりました。
その講座の第1回目を、7月22日(土)に開催。
驚いたことに、当時の聴講生の大半が集まってくれました。
東京に転勤した明治大学の教え子が、出張を利用して講義に参加。名古屋のメンバーも、クラブハウスで知り合った新しい仲間も、教室に来てくれました。オンラインには親子で参加してくれる方も。
講義は「自分らしい文章を書く」という内容です。ChatGPTが出現した今、どうすればAIにも他の人にも書けない文章を書けるか。ChatGPTの文章例などを紹介しつつ、「自分らしさ」を因数分解していきました。おかげさまで講座は大好評。たくさんの方からメールを頂きました。
思い起こせば、2020年から約2年間続いた講座は、ちょうどコロナ禍と重なっていました。新幹線もホテルもガランとしていて、ほぼ独占状態。京都の夜は真っ暗で、人影がまったくありませんでした。
夏に開催された子ども向け講座には、その数日前に発出された「都道府県間の移動自粛要請」の影響で2人の生徒しか来られなかったことも。そんな中でも続けた教室。時を経てコロナ禍が収束に向かうにつれ、ひきたよしあきの故郷・西宮や名古屋からもだんだんと聴講生が集まってくれるようになりました。
そんな特殊な状況下で開催された講座だけに、みんなの結束は固く、毎回出題される作文に果敢に挑戦、その成果を全員の前で発表する、その講評を受けて各々が個性的な文章を書く、という素晴らしいスパイラルが生まれていました。
そのみんなとの再会に、ひきたよしあきの喜びも格別です。
京都は大好きな街。前日には、下鴨神社で行われていた「みたらし祭り」にうかがい、神水に足をつけ無病息災を祈願しました。
次回講座は8月27日(日)10:00~12:00。1回でも聴講は可能です。ぜひご参加ください。
NHK文化センター京都 【教室】自分らしい文章の書き方(全2回)(外部リンク)