12月は一年の締めくくりと新しい年への準備で、「師走」の文字どおりひきたよしあきは走り回っていました。
とくに新型コロナが5類に移行したことで、いままでできなかった忘年会が復活。
旧交を温めることができ、本人もうれしそうです。
いっぽう、このブログでの活動報告がなかなかできず、マネージャーの小幡さんに催促される一幕も。
なので、今回は12月の総集編として、心に残った出来事を3つ書き残しておきたいと思います。本人は、本当はすべて残しておきたいので、選ぶのに苦労したみたいです。
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12月3日(日)三省堂書店めくる塾 オンライン講座
昨年11月に三省堂書店が新しく始めた「めくる塾」。著者が講師となり、本には書ききれなかったことまで語り尽くし、時には答えのない問題について読者と一緒に考えたりもする、好奇心が集まる書店だからこそできる「著者と読者の知のひろば」です。
三省堂書店さんからお声がけいただき、ひきたよしあきはそこで講座をする幸せな機会を得ました。
大学生時代、博報堂時代、明治大学で教鞭をとりはじめてからもずっとお世話になってきた大好きな三省堂書店。「たぶん、人生の中でもっとも多く通っている書店だと思う」とひきたよしあき自身も言っています。
講義には、いつもひきたよしあきの話を聴きに来てくれる親しい顔ぶれも多く、初回ながらリラックスした雰囲気で語ることができました。
セミナーはこれからも続けます。ぜひ多くの方に聴いていただけたら。
どうぞよろしくお願いします。
著者と読者でつくるオンラインセミナー「めくる塾」(外部リンク)
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12月7日(木)明治大学経営学部で講義
この日、ひきたよしあきは明治大学経営学部 戸村佳代教授の授業のゲストスピーカーとして、1、2年生が学ぶ和泉キャンパスで講義をしました。明治大学とひきたよしあきとのご縁は、すでに10年超。年に1、2度このような機会を設けていただいています。
今回は「言葉の力は、生きるチカラ」と題し、「発信力」「受信力」「対話力」について語りました。100分の講義とはいえ3項目はかなり盛りだくさん。
「みんなついてこられるかな」。ひきたよしあきは心配そうでしたが、そこは明治大学生。講義後のリアクションペーパーは講義の内容を見事に要約した上に、自分の頭で考え、そこから発せられる感想、質問などがずらり。なかには人生相談もあり、思わずホロリとさせらる場面も。
次回、駿河台校舎で彼らに会える日が待ち遠しいです。
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12月18日(月)開高健さんファンの仲間と集う
コロナ禍では開催が控えられていた忘年会が、今年はできるようになりました。
そんな中、ひきたよしあきが待ちわびていたのは、作家 開高健さんを慕う仲間が集うパーティです。
ここの皆さんとは、2019年、開高健没後30年、生誕90年を記念し刊行した小冊子『はじめての開高健』にインタビュー記事を掲載していただいたのがきっかけでご縁がつながり、以来、仲良くさせていただいています。
高校生の頃、開高健の著作を読み、コピーライターに憧れたひきたよしあき。彼は生き方から文体まで大きな影響を与えました。
その彼の著作について若い世代が熱く語るのを聴き、ひきたよしあきはその心地良さに身をあずけ、なんともうれしそうです。
ぜひ皆さんも、機会があれば開高健さんの著作を読んでみてください。