大阪芸術大学 2022年度の講義が終了しました。

昨年の4月12日から全30講座。
一度、台風のために休講になりましたが、昨日の補講で無事に規定講義数を終えることができました。

火曜日の2限が、3、4年を対象とした「文章表現」。
4限が、1年生の必須科目として「文章・音声表現」。
将来の映画、テレビ、動画制作、声優、アナウンサー、脚本家、広告制作などを目指す学生たち。

ただ文章の書き方を教えるだけでなく、哲学、文学、広告コピー、エッセイ、詩歌、思考法、メンタルの鍛え方などあらゆるジャンルに挑戦してもらう。
これまで「よし」とされてきた文章の既成概念をすべて壊して、思いを自由に言葉にする方法を学んでいく。

4月当初、「文章を書く」「人前で発表する」というだけで怖気付いていた学生たちが、秋を過ぎた頃からみるみると力をつけてきました。
制限時間15分の中で、頭を高速回転して文章を書く。
このメソッドにも慣れてきて、15分で書いて、3分でパワースピーチを行えるようになりました。

最後の感想に、

「鍛えるべきは、文章ではなく自分だと気づいた」

と書いてあったのを見て、思わず涙がでましたよ。

2023年も、同じ時間に講義を持ちます。
残念ながら抽選になってしまいますが、多くの学生と会えることを楽しみにしています。