小網神社でご祈祷を受けた翌2月27日、内閣府で講義を行いました。

内閣府は、各省庁からあがってくる意見やアイデアをまとめて、総理大臣を支えていく行政機関。この講義は、その内閣府側から、各省庁の広報担当者に向けて配信されました。

内閣府で講義をするのは今年で3回目ですが、今回は過去最多の600名の視聴予約が入っているとの情報を担当の方から聞かされ、各省庁の広報発表に携わる皆さんも、国民とのコミュニケーションに苦慮されているのだと実感しました。

その責任に身が引き締まる思いで臨んだ講義では、インターネットが情報の要となった現代に、各省庁の広報発表にはどのような工夫が必要か、どのようにすれば国民により的確に伝えることができるのかを、小学生から大学生、民間企業の新人からエグゼクティブといった幅広い層の人たちに「言葉の講義」をしている立場から伝授。

また、いま一番伝えたいこととして、未来のこの国にとって貴重な歴史資料となる「公文書」を、50年後、100年後に読み返したときに意味内容が正確に伝わるものとして残してほしい、その行政本来の役割を務めながら、第二言語を学ぶようにいまの時代の言葉の仕組みを学んでほしいと訴えました。

講義が終わると、配信モニターにはあふれんばかりの👏や💗が。安堵と嬉しさで、胸にグッときます。

内容の濃い質問もたくさん届いて、時間内では答えきれなかったため残りの質問はあとで答えることに。

官僚の皆さんも、子どもも、お坊さんも、大阪芸大生も、みんなが笑って暮らせる国であってほしい。そんな思いが強くなる、大変有意義な時間でした。
庁舎を出ると、陽春の青い空が広がっていました。