4月13日(木)、京都の浄土真宗西本願寺よりお誘いを受け、「親鸞聖人ご誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」に行ってきました。
浄土真宗本願寺派とは2021年に「伝わる伝道プロジェクト」に参加して以来、研修講師や広報のお手伝いをさせて頂いています。
日本の歴史上、もっとも人の心を揺さぶる説法を行ってきた伝統仏教が、その伝統をだいじに守りながらも、新しい伝道の方法を模索して、親鸞聖人の説かれた教えを広めようとしている。ひきたよしあきはその姿勢に深く感銘し、できる限りの力を注ぎたいと考えています。
当日は、式典開始よりかなり早く「お西さん」を訪れました。
桜の季節を終えたばかりの京都。初夏のような日ざしに輝く阿弥陀堂と御影堂。そこで開場準備を進める方々の笑顔を見ていると、実にのびやかな気持ちになります。
受付が始まり中に案内されると、長い廊下に面した庭に国宝の「南能舞台」が見えました。長い歴史の中で、多くの人がここでお能を楽しんだ。そう思うと、850年という歴史の重みが胸に迫ります。
案内されたお部屋も古式ゆかしく、ほの暗い中に長い時を刻んだ床の間がありました。ここに通されたのがたった6人と知り、緊張がピークに達します。
その後、本堂の左側から阿弥陀像を臨む場所に案内され、たくさんのお坊さんが並ぶ後ろに座りました。
さて、お念仏です。
親鸞聖人生誕850年の催しに唱えられたのは、伝統的な「領解文」ではなく今の時代に合わせ、どんな人にもわかりやすく法義を理解してもらうために作られた現代文の「領解文」でした。
生かされていることに 感謝して
むさぼり 怒りに流されず
穏やかな顔と優しい言葉
喜びも悲しみも分かち合い
日々精一杯つとめます。
まるで、ひきたよしあきがSmileWordsで活動したいと思っていることが、そのまま言葉になったようです。深く感銘し、声に出して唱えます。
「身勝手なことだけど、まるで親鸞聖人が、書き、語り、広めようとしていることを後押ししてくれているかのように感じる」と語るひきたよしあき。
日本中に、穏やかな顔と優しい言葉があふれますよう、これからもがんばります。
外に出ると、まるで根っこを天に広げたような形から「逆さ銀杏」とも呼ばれている大銀杏が新緑に輝いていました。
何もかもが美しい時間になりました。