福岡県での講義翌日の8月5日(土)、実に4年ぶりに佐賀県で講演をしました。
コロナ禍で中断していた講演を復活させてくれたのは、ひきたよしあきがFacebookを始めたころから熱心に応援してくださっている古賀美由紀さん、柳美由紀さんを中心とした佐賀の「ひきた学級」の皆さんです。
ひきたよしあきのスケジュールがなかなか定まらない中、会場を押さえ、協賛企業と個人を募り、佐賀女子短期大学の教室に120名を集める講演を実現してくださいました。それだけでなく、揃いのTシャツやグッズまで用意されています。どれもこれも、ご自身の生活やお仕事の合間を縫っての手作業、手弁当。感謝してもしきれません。
講演テーマは「言葉の力 佐賀のちから」。
会場に張り出された迫力ある題字は、デザイン書道家の巨匠 平松聖悟氏の筆によるもの。「こんなすごい人をどうやって口説くことができたのか?」と唖然。W美由紀の交渉力に頭が下がるばかりです。
どちらかといえば、控えめに郷土を語る佐賀の皆さん。お会いすれば「佐賀には、なんもない」と言われます。しかし、東京に住む者から見れば、広い大地と海と空があり、その大自然がもたらす新鮮でおいしい豊かな食材に恵まれ、有田焼をはじめとする日本を代表する文化資産がある。なにより、ひきたよしあきの母校、早稲田大学を創設した大隈重信先生をはじめ、この国を牽引してきた逸材を多数輩出した土地です。「なんもない」わけありません。
現佐賀県知事 山口祥義氏のスローガン「佐賀さいこう!」をお借りして、ひきたよしあきが「佐賀のちから」をこれでもかと発見していきます。語るほどにキラキラと輝きが増すみんなの目。素晴らしい土地に生きていることをかみしめ、笑顔がこぼれます。
講演の締めくくりに「佐賀さいこー!」と叫ぶころには、その笑顔も頂点に。「みんなが笑って暮らせる国」を標榜しているにひきたよしあきとって最高にうれしいプレゼントです。
講演には佐賀だけでなく九州の他県をはじめ、東京からも集まってくれました。ひきたよしあきが副理事を務める「国際スマイリスト協会」からも、佐賀県出身の松尾通 理事長をはじめ多くのスマイリストが参加してくれました。
なかでも嬉しかったのは、前回の講演の際に進路で悩んでいた三谷 蓮さんが来てくれたこと。
蓮さんは前回の講演を聞いて佐賀大学へと進路を定め、見事合格。現在は佐賀の小学校で教諭をしています。当日、お母様からは「仕事で参加できない」と聞いていましたが、「ひきた学級」の底力はすごいもの。なんと、その学校の教頭先生ともども講演にきてくれたのでした。これにはお母様もびっくり。たくましくなった蓮さんの笑顔とお母様の涙が、「佐賀のちから」を一層引き立ててくださいました。
ひきたよしあきは佐賀県を訪れるたび、大隈重信先生にこれまでの活動とこれからの抱負を報告するために墓参します。
そして、この佐賀での講演だけは早稲田大学の一学生に戻り、早稲田の角帽をかぶって行うことに決めています。大隈先生の大きさ、明朗さ、温かさを身にまとう気持ちで、佐賀の皆さんに全力でエールを送りたいのです。
滞在中は、多くの方のお世話になりました。古賀美由紀さんのパパちゃん、ドライバーを務めてくれた田崎さん、「ひきた学級」でともに活動してくれた森薫さん、野口貞子さんとお母様、素敵な車をレンタルしてくれた井出さん、佐賀女子短期大学にお声がけいただいた田口先生。ここには書ききれませんが、本当に多くの方のご厚意とご尽力で講演をすることができました。
来年も、ぜひ佐賀の、九州の皆さんにお会いしたいです。
来年も大隈重信先生によい報告をさせてください。
本当にありがとうございました。